伝えたい思い、あふれて | 株式会社ビー・ウィッシュ
わくわく!笑顔!感謝!のブログ

伝えたい思い、あふれて

唐突ですが、ラジオが好きです。

スピーカーから聴こえてくるパーソナリティの声とは、まるで一対一のコミュニケーションをしているような一体感・・・   リスナーを大切にする大切な双方向メディアです。
自分が以前の会社に勤めていたときに好きだった番組は、通勤途中で聴くニッポン放送の『うえやなぎまさひこのサプライズ!』。ちょうど会社に着くか着かないか、という時間帯に放送していたのは「 9時のサプライズ! ちょっといい話」。運転しながら瞳がうるんで、ドライバーには危険な放送でした・・・(笑)。いつもより早く会社に着いてしまったときは、「ちょっといい話」が終るまで駐車場でそのまま聞いていたっけ。
その中で強く印象に残っているのが「MAKE A WISH OF JAPAN」という、子どもたちの夢をかなえるボランティア団体の話。3歳から18歳未満の、難病と闘っている子どもの夢をかなえ、生きる力や闘う勇気を持ってもらいたいと願ってつくられた団体です。自分が“うえちゃん”から聴いた実話は、少年が夢を叶えたお話。しかし少年はその数日後には天国へと旅立ってしまったというもので、健気な少年を蝕んだ病が憎く、人生の理不尽さに、しばらく車のシートから動けませんでした。放送の後、ささやかでも何かの役にたちたいと思って、ひとまずは「メイク・ア・ウィッシュ ライフMasterCard」を作って、カード払いの数パーセントを寄付させていただいている次第です。
弊社の会社名「ビー・ウィッシュ」も、実はこの団体名に因んだものです。「with best wishes」とは「Good Luck」同様、挨拶のことば・・・ご多幸でありますように!との意味。転じて、自分がかかわらせていただいた仕事によって、クライアント様にも、消費者様にも「良いことが訪れますように」と願いを込めました。英文が会社名としては長いため簡略化。平成19年創業のまだ若干3年目の会社でして、ミュージシャンのDAIGOクンが「○○○○ウィッシュ!」と流行らせてくれたのは、それから間もなくのことです。おかげで自分も仕事の挨拶で、彼の人気に便乗させていただきました。(笑)
さて本題に戻します。番組「サプライズ!」から、「ちょっといい話」をまとめた、『車いすのパティシエ』や『母ちゃんダンプ』(ともに扶桑社刊)という名著が誕生していますが、先日書店で『人生はカレーライス』という同様の扶桑社の新刊を見つけて購入いたしました。
本 やはりニッポン放送の平日朝の『小倉淳の早起き Good Day!』という番組から生まれたもの。朝4:30~6:00という時間帯の放送はあいにく聴くことはできませんが、本著で充分に「ああ、やっぱりニッポン放送さんは温かい放送局だなぁ」と再認識できました。  ちょっとだけ優しくなれる「忘れられないあのひと言」の中で、今の自分に響いたのは
金にならない仕事ほど、懸命にやれ!
です。 新刊なので内容に言及するのは避けたいと思いますが、町工場で働く父の手伝いをしていた少年が、
愚痴をこぼしたときに父親から言われた言葉とのこと。
まるで自分に言われているようでした・・・
景気が低迷している昨今、「宣伝」という仕事をナリワイにしておりますが、クライアントの実情を知れば知るほどに、どうすれば「効率よく、宣伝予算を安くできるか」を一緒に考えさせていただくのが弊社のスタイル。業績は、創業当時に思い描いていたほどに伸びていないのが現実で、先述の少年のような愚痴が、自分の口からもこぼれそうな時期だったのです。
ガツンとお叱りを受け、目が覚めた思いでした。・・・そうですね、まずはコツコツと信用を重ねていくことが先決です。業績はいずれ後からついてきてくれるでしょう。自分に必要なタイミングで、きっとこの名著にも巡りあったのだと思います。
弊社は「伝えたい」という気持にあふれています。クライアント様のご意向を100%忠実に・・・いや、それ以上に消費者のハートを揺さぶるような宣伝方法を創造し、これからも、いっそう真剣に業務に励みたいと思います。業績をあげて、「MAKE  A  WISH」などにも寄付ができるような会社になりたいなぁ。(^^)
 最後に、冒頭の「サプライズ!」の公式ホームページが残っていることに、改めてニッポン放送さんの懐の深さに脱帽いたします。“うえちゃん”はその後、「上柳昌彦」とお名前を漢字で記し、現在は『お早う Good Day!』という番組を続けていらっしゃるようですね。自営になった自分は事務所ではラジオを聴いていないのですが、きっと朝から元気になる、いい話を独特の口調で届けてくださっているのでしょう。『車いすのパティシエ』は、CDブックにもなっているようですね。“うえちゃん”の声が活字になったときに違和感を感じましたが、CDの方がいっそう温かい気がしますね。(^^)